毎年年末年始になると、顧客に会社のカレンダーを配布する光景を目にする機会が多くなります。カレンダー印刷は8月の下旬ごろから受注が始まり、10月や11月に入ると、カレンダー印刷を行う会社は繁盛期を迎える事になると言われており、この時期に発注を行っても年末ギリギリでカレンダー印刷が行われるか、間に合わないかと言った具合に、ヒヤヒヤしてしまう担当者も多いのではないでしょうか。会社が配布するカレンダーには壁掛けタイプ、卓上タイプ、手帳型など色々な印刷物が在りますが、印刷を行った後には製本加工を施す事で1つのカレンダーが完成する事になります。カレンダー印刷の製本の一つに中折れ式カレンダーと呼ばれているタイプが在ります。
中折れ式は別名中綴じとも呼ばれているもので、カレンダーの天となる部分に複数の穴を開け、そこにスプリング状になっているフィルダーを挿入するタイプで、フォルダーを中心にした時に、上側のページには写真や絵、イラストを記載し、下側のページにカレンダーを挿入するもので、印刷時には表面がイラストや写真のページ、裏面がカレンダーになるように刷り上げるのが特徴です。刷り上がったカレンダーは製本加工処理で断裁や穴あけ加工が施され、スプリング状のフォルダーを挿入する事で1年分のカレンダーが完成するというもので、壁に吊るして使う事が出来るように、上部には中央に穴が開いている別のフォルダーを取り付けると言った加工処理が必要になります。